特に初めての転職の方は何から始めて良いのかわからないと思います。ここでは今までの記事も含めて、転職活動を始めるまで何をすれば良いか解説しますね。
転職活動は何から始めればいいの?
まずはあなたの今までの職務経歴を年表形式で職務経歴書はどのタイミングで作成するのが良いのか?で書いたようにキャリアの棚卸しをします。
いつからいつまで、どこで、どんな仕事を行い、実績はどうだったかを自己採点していきます。
キャリアの棚卸しをすると強みが見える化されますので、転職理由や職務経歴書の作成に大いに役立つのです。
転職活動はキャリアの棚卸しから始めます。
ここで注意点です。
キャリアの棚卸しを行わなくても転職活動は出来てしまいますが、必ず途中で行き詰まります。
キャリアの棚卸しを行わないと転職の軸が定まっていないので、場当たり的に求人応募してしまうかもしれません。
転職できたとしても、希望とはかけ離れた環境でまた辞めることになるかもしれません。
それを避けるためには、ここには最も時間をかけて丁寧に行ってください。
転職理由を明確にする
キャリアの棚卸しをしっかり行うと、おのずと転職理由や転職の軸が明確になります。
転職の軸を決めることでどんな業種のどんな職種に求人応募するか迷うことがなくなります。
転職理由が重要なわけは、面接対策だけではありません。
今後のあなたのあるべき姿がわからないで転職するのはとても危険です。
きちんとキャリアビジョンを持つことが大切です。
退職理由を転職理由と混同している方が多いですが、表裏一体です。
退職理由はあくまで、会社を辞めるきっかけとなった理由です。
転職理由は転職する理由ですが、「これから何を実現したいか?」のあなたの未来像でもあります。
これらは過去と未来のことなので、つながりはあります。
退職理由をポジティブに置き換えたものが転職理由とも言えるのです。
そういう観点で転職理由の明確化までをマニュアル化してみたに書いたことを参考に転職理由を深掘りしてください。
転職理由が明確になったら、求人ニーズがどれくらいあるのかを転職サイトで調べておきましょう。
もし転職市場でニーズがない場合は転職活動をしないというのも解になるからです。
履歴書・職務経歴書の作成
転職理由が明確になれば、転職希望先の業界、職種に合わせて職務経歴書を作成することができます。
誰でもできる履歴書の書き方をお教えします!に書いたように履歴書の作成はもう少し早く作成しても良いですが、職務経歴書と一緒に作った方が効率的です。
職務経歴書についてはキャリアの棚卸しがしっかり出来ていれば、作成するのに時間はさほどかからないでしょう。
逆を言えばキャリアの棚卸しで手抜きをすると、職務経歴書作成に時間がかかってしまいます。
職務経歴書の作成で時間をかけるべきところは、レイアウト、見やすさでしょう。
採用担当者に読んでもらうためのものですので、読みやすいように書く必要があります。
職務経歴書に書くべき項目は決まっており、余計な項目を書いても採用担当者は読んでくれません。
インターネットにもサンプルの職務経歴書はたくさんありますから、あなたの転職の方向性に近いものを選んで、それをあなたのオリジナルなものに仕上げるのが良いでしょう。
ハローワークに登録する
ハローワークを使って応募する可能性があるので、登録手続きを済ませておきましょう。
もちろん在職中でも登録は可能です。
ただし転職活動はナイショで行う必要があります。
もったいなくても年休をとって、同僚に見られないようにする慎重さが必要です。
会社で転職活動中ということがバレると居づらくなったり、転職活動に身が入らなくなったりします。
求人検索はハローワークインターネットサービスを使っても行えますが、応募はハローワークに行って紹介状をもらう必要があります。
応募の際も十分注意しましょう。
休みすぎも怪しまれます。
在職中にハローワークを中心に使うのはちょっと難しいかもしれませんね。
転職サイトに登録する
転職活動の最初は手軽に始められる転職サイトに登録するのが良いでしょう。
有名な転職サイトであれば、使い勝手も良いので、まずはそこからです。
おすすめは誰でもご存知のリクナビNEXTです。
あなたが決めた転職の軸に沿った求人ニーズを検索することをメインとしてください。
転職サイトには職務経歴を登録する必要があります。
完成度が高ければ、企業からスカウトが来ます。
スカウトを使うのは、職務経歴の完成度がある程度上がってからにしましょう。
転職活動の初期にはスカウトを使う必要はありません。
職務経歴が完成した段階で「スカウトを使う」を選べば良いのです。
転職サイトはあなたの転職の目的に相応しい求人数のリサーチに使うことです。
自宅で求人検索と応募する時間を毎日とれば、転職サイトは転職活動をする際の媒体の中心となりえます。
転職活動は転職サイトへの登録までを最初に行いましょう。