転職活動を行う上で転職エージェント、転職サイトなどの転職方法を上手く選択することは転職経験がない方には難しいと思います。転職エージェントの特徴はコンサルタントという人を介することです。しかし、それだけではなく転職エージェントの保有している求人などにも特徴があるのも事実です。転職経験が3回ある筆者は転職活動で数十社の転職エージェントを使ってきました。また採用担当者としても、数社の転職エージェントと契約を結んで求人を依頼した経験もあります。ここでは使ってみて良かった転職エージェントを11社厳選してご紹介しますので、転職活動の参考にしてくださいね。
【リクルートエージェント】

言うまでもなく業界最大手の転職エージェントです。
今でも求人数は増え続けていますが、非公開求人だけでも20万件という他社を圧倒するものです。
転職エージェントの価値はコンサルタントの質と求人数です。
【リクルートエージェント】
- 毎日のように求人紹介してくれるのはリクルートエージェントだけである。
- 幅広い業種・職種・年齢層の求人を扱っている。
- 各人のパーソナルデスクトップ(PDT)から求人検索や応募が可能である。
- 履歴書・職務経歴書もPDTでメンテナンスするので、求人管理が楽である。
- 面接講座などの動画もPDTから視聴可能なので、面接練習が自宅でもできる。
- 求人応募完了、書類選考結果の連絡もシステマチックでスムーズである。
逆に気になる点としては、コンサルタントとのやりとりがやや事務的に感じられることです。
リクルートエージェントは求人紹介してもらうために使うと割り切った方が良いかもしれません。
【リクルートエージェント】

【doda】

確かに転職サイトからも手軽に応募は出来ます。
しかし直接応募ですので、履歴書・職務経歴書が相当応募先に響かないと面接に呼ばれないで終わる可能性もあります。
それであれば転職エージェントを経由して、あなたを推薦してもらう方がずっと良いと思いませんか?
転職サイトで見つけた求人を転職エージェント経由で応募することこそが、【doda】の上手な利用法と言えるでしょう。
履歴書・職務経歴書も一元管理出来ますし、求人進捗状況もウェブサイト上から一目でわかります。
最低でも3社は使うことをおすすめしますが、【doda】もリクルートエージェントと並んで転職初心者向けの転職エージェントです。
最初の面談がとてもフレンドリーで緊張せずに話せます。
あなたの自己PRができるような雰囲気を作ってくれるのでありがたかったです。
転職するか迷っている場合でも転職エージェントでキャリア相談することであなたの悩みが解決されるかもしれませんよ。
【doda】

【パソナキャリア】

転職エージェントは分業体制をとっているところが大手では多いのですが、【パソナキャリア】は一気通貫体制で転職支援をしている数少ない転職エージェントです。
分業体制は求人獲得をする営業担当と求職者のアドバイスをする担当とで業務分担しているということです。
この一気通貫体制のメリットは言うまでもなく、営業も兼ねているので求人について詳しく知っていることと、相手の企業と直接コミュニケーションが取れるため、年収交渉などで有利であることです。
さらに応募する際に「あのコンサルタントが推薦するのだから」と企業が信頼している場合は、かなりの確率で書類選考を通過できます。
デメリットとしては営業も行うため、かなりコンサルタントは忙しいということです。
相談する際はスケジュールの調整が必要になります。
メールで事前に候補日をいくつか挙げておけば良いので、さほど大変ではありません。
一気通貫体制の転職エージェントは少なくとも1社は登録しておいて損はないです。
分業体制の転職エージェントはキャリア相談が一気通貫体制のそれよりは綿密です。
双方を使うことでメリット・デメリットを補完しあいましょう。

他社と並行しての利用は問題ありませんので、出来るだけ早めに利用したい転職エージェントです。
【パソナキャリア】

JAC Recruitment
コンサルタントの質は特に高く、あなたの職務経歴をヒアリングした後に紹介される求人に的外れなものはほとんどないと言えます。
大手の転職エージェントであってもコンサルタントの中にはあなたの職務経歴がきちんと理解できず、紹介される求人のマッチング精度がいまいちの人がいるのも事実です。
人材業界の離職率が高いので、新人のコンサルタントが担当になる場合に満足できない対応をされるかもしれません。
そんな時は遠慮せずに担当者を変更してもらいましょう。
年齢が35歳以上の方であってもスキルさえあれば、登録を断られることはありませんし、私はこの転職エージェントを使って人材紹介してもらう立場でしたが、内定率はとても高かったです。
私の会社では部長クラスの方を採用することが多かったですね。
推薦してくれる候補者に当たり外れがなく、安心して書類選考、面接をすることができました。
他の転職エージェントに比べると登録のハードルが高いので、そこを通過すれば優良企業のハイクラスな求人を紹介してもらえます。
スキルに自信のある方はぜひ使ってみてください。
業界3位ということもあり、登録して損はない転職エージェントの一つです。
マイナビジョブ20's

マイナビグループの転職エージェント全体に言えることですが、企業とのネットワークが強いので求人票に書かれていないことでも情報を得ています。
あなたが求人に応募するとき、仕事内容の詳細や会社の雰囲気、どんな人が実際に働いているのか?そして組織構成はどうなっているのか?など気になることは多いのではないでしょうか?
マイナビジョブ20's

ただしエリア面では全国をカバーしきれていません。
特に強い都道府県は一都三県・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀です。
それ以外のエリアの方はリクルートエージェントやdodaを使った方が良いかもしれません。
マイナビジョブ20's

扱う求人数はマイナビジョブ20'sは量より質の傾向があり、マイナビエージェントは豊富に求人を保有しています。
同じマイナビグループでも目的に応じて使いわけるのが良いと思います。
リクルートエージェントに負けまいと今一番勢いのある転職エージェントです。
マイナビジョブ20's

マイナビエージェント

コンサルタントの評判もとてもよく、履歴書・職務経歴書を丁寧に添削してくれたり、キャリア相談も懇切丁寧なスタッフが多数在籍しています。
マイナビジョブ20's
第二新卒の方はマイナビジョブ20'sと併用することでなお一層の効果が見込まれます。
リクルートエージェントの手数料が高いため、中小企業を中心とした求人はマイナビエージェントが保有しつつあります。
首都圏・関西圏在住で30代までの方は、ぜひとも登録しておきたい転職エージェントです。
マイナビエージェント

レバテックキャリア


エンジニア同士の会話が成立するので、あなたの職務経歴にマッチングした求人が紹介されます。
中堅の転職エージェントですので、リクルートエージェントのように毎日求人紹介があるわけではないです。
求人数が豊富な転職エージェントである【リクルートエージェント】などを併用することで、この転職エージェントのデメリットを補う工夫が必要です。
コンサルタントの質が高いということは、求人紹介された場合はマッチングの度合いが相当であると認識しましょう。
応募しないのはとてももったいないです。
少ないチャンスでも応募すれば内定率は高いのですからね。
【BINAR】

【BINAR】はビズリーチが運営するITエンジニアに特化した転職エージェントです。
今後エンジニアの需要は増える一方と見込まれるのに反して、年収などの待遇面では決して恵まれているとは言えません。
BINARはエンジニアの価値を正しく評価するためにビズリーチが運営する転職エージェントです。
日本のエンジニアの評価が低すぎる企業が多いため、BINARの紹介求人は厳選しています。
具体的には【BINAR】が紹介する求人は最低年収1000万円以上に限られます。
誰でも登録できるわけではなく、紹介できる求人がある方が使うことができます。
審査期間としては3営業日ほどでその後結果の連絡があります。
前述したとおり利用できない方も相当数いるので、そうでない方はマイナビジョブ20'sや【リクルートエージェント】
を利用する方が良いでしょう。
ビズリーチ運営の特化型転職エージェントですが、【BINAR】は知名度という点では低いので穴場とも言えます。
年収1000万円以上を目指す方はぜひとも使っておきたい転職エージェントですね。
【BINAR】
type転職エージェント


コンサルタントの質が良く、アドバイスがとても丁寧なのが特徴です。
初めての転職の方はさまざまな悩みが出てくるでしょう。
しかしハローワークの相談員では解決できないことも多く、困っている方は多いのではないでしょうか?
リクルートエージェントが非公開求人数だけで20万件を超えているのにくらべると見劣りするのは確かです。
求人エリアも殆どが首都圏のものになっています。
地方在住の方は【リクルートエージェント】などの大手転職エージェントを使った方が良いでしょう。
しかしこの転職エージェントは一人のコンサルタントが担当する求職者数が少ないため、きめ細やかなアドバイスが可能なのです。
【リクルートエージェント】

どちらも両立することは転職エージェントもビジネスですから難しいのです。
各々の特徴を把握した上で複数社使うのが正しく賢い使い方と言えます。
一都三県在住の方であれば、キャリア相談のために使うことをおすすめします。
求人数は少ないですので、ここでは転職活動のさまざまなアドバイスをもらえばよいのです。
転職エージェントは上手く利用するものです。
コンサルタントに使われるなら利用しないほうがましです。
ランスタッド

ランスタッド

日本では過小評価されていると個人的には思っています。
もちろん外資系求人が中心となりますので、日系企業に転職したい人が多い限りはこの転職エージェントの日本における位置づけは変わらないかもしれません。
逆に言えば、外資系企業志向で1000万円程度の年収では満足できない方にはとても向くと思います。
外資らしく対応もドライですので、内定辞退してもごり押しするコンサルタントは皆無です。
求人数も外資系求人が柱ですので、物足りなさを感じます。
メインで使うのはおすすめしませんが、同じ外資系に強いJAC Recruitmentと併用すれば、希望する転職先が見つかるのではないでしょうか?
ごり押しのコンサルタントが苦手の方にはおすすめできる転職エージェントです。
ランスタッド

キャリコネ

転職エージェントからの応募にせよ、求人についての調査を怠ると痛い目を見るのは結局はあなたです。
応募前の口コミのチェックは今では必須と言ってもよいでしょう。
転職エージェントではありませんが、キャリコネは登録してとても役に立ちましたので掲載させていただきます。
転職エージェントから求人紹介されたら、すぐにスマホでキャリコネの口コミを確認すれば時間はそんなにかかりません。
さらに求人票に書かれている年収ほどあてにならないものはありません。
実際に働いている方がどれくらいの年収をもらっているか?年収明細が掲載されているのがキャリコネです。
あなたが希望する職種、あなたに近い年齢層で年収を確認すれば、この会社のおおよその賃金がわかります。
年功賃金制度は終わったと言われていますが、成果主義賃金制度がうまく機能していない日本ではやはり年齢が柱になるのです。
私は応募の前に必ずキャリコネで口コミと年収を確認していました。
転職活動はできるだけ少ない求人応募数で転職完了するのが良いのです。
応募する求人が増えてくると惰性で転職活動するようになってしまいます。
それだけはさけるようにしましょうね。
キャリコネ