転職サイトの使い方で悩んでいる人「転職サイトをどう使うのが効率的か考えてしまっている。そもそも転職サイトの仕組みも理解していないので、ビジネスモデルから知っておきたい。そうすれば転職の進め方とリンクできそうなので。」
上記のお悩み・疑問にお答えします。
おすすめの転職サイト3選です。
先ほど、こんなツイートをしました。
転職サイトは企業が求人票の掲載料をもらって成り立っている。当然目立つ場所にデカデカと求人を掲載したい場合には企業はそれなりの掲載料が必要だ。掲載料は広告料と同じこと。求職者からみて良い求人、そうでないものは掲載料の価格とはあまり関係ない。
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) March 6, 2022
転職サイトは企業が求人票の掲載料をもらって成り立っている。当然目立つ場所にデカデカと求人を掲載したい場合には企業はそれなりの掲載料が必要だ。掲載料は広告料と同じこと。求職者からみて良い求人、そうでないものは掲載料の価格とはあまり関係ない。
本記事を読めば以下のことがわかるようになっています。
- 転職サイトのビジネスモデルがわかる。
- 転職サイトは求人検索に限定した使い方が効率的なことがわかる。
- 転職サイトから求人応募をしてはいけない理由がわかる。
とは言っても、何の根拠もなく書いているわけではありません。
この記事には以下の根拠があります。
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
- 上記の通り。
記事構成は以下のとおりです。
5分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- 転職サイトを使うためにはビジネスモデルを理解しよう【必須】
- 転職サイトは求人ニーズのマーケティングだけに使うべき
- 転職サイトから求人応募をしてはいけない理由とは?
では一つずつ解説します。
転職サイトを使うためにはビジネスモデルを理解しよう【必須】
結論「転職サイトは求人掲載料で成立するビジネスモデルである。」
転職サイトのビジネスモデルは細かいので、ここでは「幹」の話をします。
枝葉の話は転職活動にはあまり役立ちませんので。
転職サイトのビジネスモデルは求人掲載をすることで成り立っています。
企業から求人掲載料をもらうんです。
求人掲載料を払う側にも事情はあります。
高い掲載料を出せるのであれば、良い場所に求人掲載してもらえます。
求職者からは見つけやすい場所に求人掲載されるので有利です。
求人掲載料が安い場合は好きな場所に求人掲載してもらうことはできません。
結果として転職サイトに登録している方からは見つけにくい可能性があります。
これは転職サイトのビジネスモデル上、仕方のないことです。
転職サイトのビジネスモデルを理解していれば、マッチングする求人はどこに掲載されていてもおかしくありません。
転職サイトの検索条件を色々変えて試すこともいとわないでしょう。
良い求人が必ずしも目立つ場所に掲載されているわけではありません。
求人掲載料で決まってしまうのですから。
転職サイトのビジネスモデルは求人掲載料で成り立っています。求人掲載場所もそうです。求人の良し悪しは関係なく、求人掲載料が高いかどうかで決まります。
転職サイトは求人ニーズのマーケティングだけに使うべき
結論「転職の進め方どおりに転職サイトは求人ニーズのマーケティングで使うべき。」
転職の進め方は全部で7つあります。
この手順が最も効率的です。
- 転職理由・転職の軸を明確にする
- 転職理由に相応しい求人ニーズを転職サイトでマーケティング
- 転職活動のスケジュールを立てる
- キャリアの棚卸し
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 転職エージェント推薦で応募
- 年収交渉・内定・退職
- 上記の通り。
転職サイトは比較的最初の方で使います。
役割としては「転職市場価値があるか?」の判断です。
早い段階でニーズがないことが分かれば、スキルアップをすることができます。
もしくは今の方向性ではまずいのであれば、ニーズのある業界や職種に挑戦することもできます。
転職サイトの役割はとても重要です。
ニーズがあるかないかを簡単にリサーチできるのです。
その前提条件としては転職理由・転職の軸を明確にしておくことです。
転職サイトでの検索条件が決まらないからです。
例えば「IT業界のプログラマー職」に転職の軸を決めたとします。
転職サイトでは「IT業界のプログラマー」がニーズがあるかをマーケティングすることができます。
ニーズがなければ求人検索結果は少ないでしょう。
このままで次のステップに進もうとは思わないのではないでしょうか?
転職サイトで求人ニーズのマーケティングを徹底的に行なうべきです。
このまま進むと結局は転職活動が行き詰まってしまいます。
転職サイトは転職の進め方に従いましょう。転職理由を明確にした後、求人ニーズをマーケティングします。ニーズがなければ撤退する勇気も必要です。
転職サイトから求人応募をしてはいけない理由とは?
結論「転職サイトから求人応募をするのが最悪の使い方。」
先日、こんなツイートをしました。
転職サイトの使い方で最悪のパターン。求人をみつけて、そのまま応募ボタンを押してしまうこと。企業によっては応募と認識されない。企業によっては学歴フィルターや年齢フィルターで不採用。「どこの誰かわからない応募者」を真剣に書類審査する時間はない。転職エージェント推薦を使うべき。
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) March 4, 2022
転職サイトの使い方で最悪のパターン。求人をみつけて、そのまま応募ボタンを押してしまうこと。企業によっては応募と認識されない。企業によっては学歴フィルターや年齢フィルターで不採用。「どこの誰かわからない応募者」を真剣に書類審査する時間はない。転職エージェント推薦を使うべき。
書類選考を嫌というほど行っている筆者からすると、転職サイトからの応募は最悪忘れられる可能性があります。
筆者は忘れたことはないですが、後回しにしている方が実に多いです。
それは転職エージェント推薦の方がずっと質がいいからです。
転職エージェントの方で「推薦できる」と判断しているからです。
転職サイトからは自由に応募できます。
その代わり求人票の募集要件を満たしていなくても応募してくる人は多いです。
転職エージェント推薦であれば「〇〇のスキルだけ足りないですが、あとは満たしてます。」と事前に連絡があるので書類選考はスムーズです。
それに比べて転職サイトから応募してくる方は企業から見ると「どこの誰かわからない」のです。
書類選考で無限に時間はとれません。
企業によっては転職サイトからの応募は学歴フィルターや年齢フィルターではじくところもあります。
筆者としてはそれはひどすぎると思います。
そういう扱いを受けかねないので転職サイトからの応募は避けたほうが無難です。
応募したい求人を見つけたら転職エージェントに持ち込みましょう。
転職サイトから応募すると直接応募扱いです。企業側から見るとスキルが高くても「どこの誰かわからない」ので後回しになります。学歴フィルターや年齢フィルターがある場合もあります。このように転職サイトから応募してもいいことはありません。転職エージェントに推薦してもらいましょう。