どうしたらブラック企業に転職しないで済むか悩んでいる人「転職を考えているが、ブラック企業に入社してしまわないかとても不安である。ブラック企業に関する指標があるととても助かる。現職の会社についてもチェックできるので、できればチェックリストがあるといいな。」
上記のお悩み・疑問にお答えします。
先ほど、こんなツイートをしました。
ブラック企業は実はわかりにくい。勤めている本人が快適であればホワイト企業にもなりうる。基本的なこと、例えば年収面や福利厚生が充実していない、残業が多い、休みが少ない、休みが取れない、などは労働条件通知書である程度確認できる。内定承諾前には少なくともこれらはクリアしよう。
— CowBoy (@cowboy19620626) December 13, 2021
ブラック企業は実はわかりにくい。勤めている本人が快適であればホワイト企業にもなりうる。基本的なこと、例えば年収面や福利厚生が充実していない、残業が多い、休みが少ない、休みが取れない、などは労働条件通知書である程度確認できる。内定承諾前には少なくともこれらはクリアしよう。
ちなみに筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
3回の転職経験でブラック企業も経験しています。
5分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- ブラック企業のチェックリスト【一つでも当てはまったら要注意】
- ブラック企業に求人応募しないための2つのポイントとは?
- ブラック企業からの内定辞退するためにチェックリストを確認
では一つずつ解説します。
ブラック企業のチェックリスト【一つでも当てはまったら要注意】
結論「ブラック企業のチェックリストを参考に転職先を決めよう」
今お勤めの会社や転職先を選ぶときに気になるのは「ブラック企業」かどうかでしょう。
現職の会社については「当たり前だと思っているが実はブラック」だったということもあります。
そんなときは「一日でも早く転職の準備をすべき」です。
また転職活動中の方は「求人応募」の際や「内定承諾」のときに「ブラック企業」かどうかの確認は避けて通れないものとなっています。
それではブラック企業チェックリストを作ってみましたので、ブラック度の確認に使ってみてください。
以下が全てではないですが、一つでも当てはまったら要注意です。
1 | 常に求人を募集している |
2 | 求人票の年収が200万~800万のように幅が大きすぎる |
3 | 月の残業時間が80時間が当たり前 |
4 | 社会保険に加入していない |
5 | 有給休暇がない |
6 | 有給休暇があっても取れる雰囲気ではない |
7 | 退職金制度がない |
8 | 企業年金制度がない |
9 | 残業代が支払われない |
10 | サービス残業が横行している |
11 | 休日出勤が当たり前 |
12 | 休憩時間がない |
13 | 勤怠管理がいい加減 |
14 | 激務で眠れない |
15 | パワハラが横行している |
16 | セクハラが横行している |
17 | 就業規則がない |
18 | 労働組合がない |
19 | 最低賃金を下回る時給である |
20 | 役職で呼ぶ。ホワイト企業は社長に対しても「さん付け」 |
21 | ボーナスが出たことがない |
22 | 何かまずいことがあると社名変更してごまかす |
23 | 若い社員に見合わない役職がついている |
24 | 離職率がやたらと高い |
25 | 退職の自由がない |
26 | 経営状況が悪い、もしくは社員に非公開である |
27 | 会社の評判が良くない |
上記を見ていただくとわかりますが、入社しないとわからない項目もあります。
それについては 転職会議 などの口コミサイトで確認するのも有効です。
必ずしも鵜呑みにする必要はありません。
ただほとんどすべての口コミがネガティブなものだとすると考え直したほうがいいです。
ブラック企業のチェックリストを参考に転職活動に役立ててみてください。また在職中の会社のブラック度チェックにもなります。必ずしも当たり前の職場環境ではないことがわかるかもしれません。
ブラック企業に求人応募しないための2つのポイントとは?
結論「ブラック企業に応募しないためには経営状況と評判を確認しよう」
転職活動で非効率なのはブラック企業に応募してしまうことです。
このような企業には最初から関わらないのが理想です。
そのために簡単に確認できる2つのポイントを紹介します。
求人応募前に少なくとも以下の2つを確認してから動きましょう。
会社の営業利益が黒字でない場合はブラック企業になる可能性が高い
1つ目は会社が儲かっているかどうか、つまり営業利益が黒字かどうかです。
営業利益が毎年黒字の会社であれば、年収や福利厚生面でケチるということもなくなります。
会社にとって固定費はもっとも痛い出費です。
成長している会社であれば、社員の給料は投資と考えます。
働きやすい環境を作ることも会社のためにやるでしょう。
ブラック企業になりやすいのは「余裕がない」からです。
安い給料で残業代も払わずに社員に働かせるのです。
転職活動では必須と言っても良い本があるのでご紹介します。
「会社四季報」と「業界地図」です。
会社四季報は株式投資のために使われますが、成長する会社かどうかの確認もできます。
業界地図はどの業界が将来的に伸びるかを研究するのに最適です。
会社の評判・口コミが良くない場合はブラック企業の可能性が高い
会社の評判を調べることは必ずしも無駄ではありません。
もちろん全ての口コミに信憑性があるかといえば、そうではないでしょう。
ですが100%近くの口コミがネガティブなものだった場合には応募は考え直したほうがいいでしょう。
現社員や元社員が口コミを書いているため、割とリアルなものが多かったりします。
口コミサイトで最も有名なのは 転職会議 です。
参考程度に見るだけでもよいので、会社の雰囲気を知っておく材料になります。
自分に合わない社風だと思うこともあるでしょう。
その場合はブラック企業とは言えませんが、マッチングの問題です。
求人応募前には少なくとも会社の経営状況と評判の2つは確認しましょう。
ブラック企業からの内定辞退するためにチェックリストを確認
結論「内定承諾前に念のため、ブラック企業チェックリストを再確認」
内定承諾してしまうと、その後に辞退することが難しくなります。
内定承諾の返事は慎重にしましょう。
かといって結論は長くとも1週間程度で出す必要があります。
内定承諾前にやることは経営状況と評判を重点的に確認することです。
さらに最初に示したブラック企業のチェックリストを確認可能なところだけでも行うことです。
転職エージェント推薦の求人であれば、エージェントは組織構成や上司の性格なども把握しています。
できるだけ転職エージェントから情報収集して、あなたにとってベストな回答となるべく検討してみてください。
転職エージェントは単に求人紹介してもらうためにあるのではありません。
必要な情報を集めるためにどんどん利用するべきなのです。
転職エージェントは企業訪問してから求人を受注することが多いので、ブラック企業の割合は転職サイトに比べるとかなり少なくなります。
内定承諾の際にも頼りになるのが転職エージェントです。
内定承諾の際はブラック企業のチェックリストをもう一度確認しよう。不明な部分も転職エージェントにきけば分かる可能性が大きいです。
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