転職エージェントは転職活動にはなくてはならないものです。しかしそれも「使い方」という条件次第です。上手く利用できないのであれば、転職活動の邪魔にさえなり得ます。転職エージェントは決してボランティアであなたの転職支援サービスを提供するのではありません。転職エージェントは目的があって、あなたの転職支援をするのです。そのことを理解すれば、自ずと転職エージェントを利用できるでしょう。決して利用されてはいけないのです。
転職エージェントに使われないための手順
転職エージェントはボランティア団体ではありません。
転職エージェントにとって好都合でもあなたは希望する幸せな転職を実現できなければ何もなりません。
そのためには転職エージェントはどんな仕組みで利益を得ているかを理解することが第一です。
以下に転職エージェントに使われないための手順を示します。
- 転職エージェントのビジネスモデルを理解する
- 転職エージェントにとっての顧客はあくまでも企業
- 求職者は企業に候補者を紹介するための商品と割り切る
- はずれのコンサルタントに当たったら迷わず担当者変更せよ
- 意に沿わない求人紹介は断れ
- 転職エージェントに利用されるなら、使わないほうがまし
これから各項目の説明をしたいと思います。
とても重要な内容ですので読んで頂ければと思います。
転職エージェントの顧客は誰か?
言うまでもなく転職エージェントは営業利益を上げることを目的としています。
それではなぜ求職者であるあなたが無料で利用できるのでしょうか?
誰にも聞けない転職エージェントのメリット・デメリットを解説します!には転職エージェントのメリット・デメリットを書いていますのでそちらも読んで頂けると良くわかると思います。
あなたが全て無料で転職エージェントのサービスを利用できるのにはもちろん理由があります。
転職エージェントのビジネスモデルが大きく関係しているのです。
- 企業が欲しい人材を転職エージェントに依頼
- 転職エージェントは適任者を探して、企業に推薦する
- 応募者と企業とで労働契約が成立すると、企業は成功報酬として予定年収の30%程度を転職エージェントに支払う
これが転職エージェントのビジネスモデルです。
企業から対価を得ているのですから、転職エージェントにとっての顧客は企業です。
転職エージェントを使う上でこのビジネスモデルはとても重要です。
これを理解して利用するのとしないのとでは、あなたが転職エージェントを使うメリットも変わってきます。
企業に推薦する候補者があなたであることに変わりありません。
転職エージェントにとっては大事な財産になりますので、無料で利用できるのは当然なのです。
企業に紹介できる人材がいなければ商売にはなりませんからね。
あなたは企業のために存在する大事な存在なんです。
大事な財産であることには変わりないですが、それは利用価値があると判断された場合です。
求人紹介される人とそうでもない人がいるのは、このような転職エージェントの仕組みのせいです。
転職サイトには転職サイトなりのビジネスモデルがあります。
ハローワークは公的機関ですので、どちらが顧客ということはありません。
転職方法によって儲かる仕組みであるビジネスモデルが違います。
転職エージェントは企業第一主義で運営されています。
リクルートエージェント
あなたは商品だと割り切ること
求職者であるあなたは企業に推薦する候補者の一人あることを先程ご説明いたしました。
求人ごとに相応しい人を探し、企業に推薦・紹介するのがエージェントの大事な役割です。
エージェントの立場からみると、自信を持って企業に推薦できる求職者を探さなければいけません。
企業から信頼を失ったら転職エージェントはおしまいだからです。
そのために出来るだけ企業が望む人材に近い求職者を探すのです。
登録者に相応しい人がいなくても、エージェントは諦めません。
転職サイトにアクセスしてスカウトメールを出すことだって、並行して行うのです。
転職エージェントを使うなら、あなたは商品として扱われていることは割り切ってください。
リクルートエージェント
エージェントに当たりハズレはある
転職エージェントの担当コンサルタントの能力にばらつきがあるのも事実です。
人材ビジネスは競争が激しいので、離職率がとても高い仕事です。
コンサルタントとして長い間働いている人は経験上、信頼できる場合が多かったです。
逆に若いコンサルタントの場合はエージェントとして働いている期間が1年未満である可能性が大きいので、気をつけたほうが良いでしょう。
もちろん年齢だけで判断してはいけません。
その場合はあなたの第一印象で判断した方が良いでしょう。
人間の第六感というものはなぜか当たりやすいですからね。
転職という大事なイベントをサポートしてもらうわけです。
話しにくい人では決して転職活動はうまくいかないでしょう。
エージェント、コンサルタントは人間力が大事です。
あなたとうまくやっていけるコンサルタント、顧客に信頼されるコンサルタントは多くはいません。
最初のキャリア相談でコンサルタントの当たりはずれはわかると思います。
担当者変更は早い方が絶対によいので、すぐに変えてもらってください。
リクルートエージェントやWORKPORTなどの大手転職エージェントではウェブサイトからの担当コンサルタント変更ができます。
その他の転職エージェントも直接コンサルタントに変更したいことを言う必要はありません。
窓口が必ずありますので、連絡しましょう。
転職エージェントとしても売り上げに響きますので、担当者変更にすぐ応じてもらえます。
リクルートエージェント
逆に転職エージェントを利用すべき
あなたにはあなたなりのキャリアプランがあるはずです。
これからどのような業種で、どんな職種で、どんな立場で働いていきたいか?など。
あなたなりの将来像はあるはずです。
転職の目的に反してまで、求人に応募する必要はありません。
転職の目的にあっている求人を他の転職方法で見つけた場合はどうすればいいでしょうか?
その場合はその転職方法から応募しないほうがいいでしょう。
そうすると直接応募になってしまいます。
それよりは転職エージェントの推薦で応募した方が有利に転職活動ができます。
選考に際しても待遇交渉に際してもです。
求人紹介以外にも転職エージェントは多くの転職支援サービスを行っています。
提供できるサービスの範囲内で転職エージェントを徹底的に利用すべきです。
リクルートエージェント
転職エージェントに利用されないために
転職エージェントはあなたを企業に売り込む商品として見ています。
それ以上でもそれ以下でもないです。
転職ノウハウを教えてもらうのは求人紹介に関わらずいつでも可能です。
電話でもいいですし、メールでもいいでしょう。
登録して最初の面談だけではあまりにももったいないです。
先ほども書きましたが、かなり使えるノウハウですので繰り返します。
例えば転職サイトやハローワークで応募したい求人を見つけたとします。
その場合には転職エージェント経由で応募した方が選考に際しても有利です。
応募したい求人を転職エージェントの保有求人にしてもらいましょう。
転職エージェントとしても求人数が増えるのは嬉しいことですので、この方法は活用しましょう。
求人紹介されるのを待っているだけでは利用されていると言えます。
転職エージェントが価値があると思うような求人をあなたから提案することで、お互いに信頼関係も築けます。
転職エージェントが紹介する求人が意に沿わない場合ははっきりと断りましょう。
転職エージェントの言われるがままに転職してもいいことはありません。
転職エージェントに利用されるなら使わないほうがましです。
リクルートエージェント
まとめ
ここまで読んで下さりありがとうございます。
今までの内容を今一度繰り返します。
- 転職エージェントのビジネスモデルを理解する
- 転職エージェントにとっての顧客はあくまでも企業
- 求職者は企業に候補者を紹介するための商品と割り切る
- はずれのコンサルタントに当たったら迷わず担当者変更せよ
- 意に沿わない求人紹介は断れ
- 転職エージェントに利用されるなら、使わないほうがまし
本サイト名の真意は「転職エージェントに使われるくらいなら、使うな」です。
理解して頂ければ転職活動はより効率的に進むと思います。
リクルートエージェント