内定が出たが承諾するか悩んでいる人「転職活動の面接も無事終わり、内定が出た。内定承諾してしまうと辞退は難しいと聞いている。内定が出たら確認すべき項目を知りたい。」
上記のお悩み・疑問にお答えします。
先ほど、こんなツイートをしました。
①②は求人応募前に確認すべきだが、内定承諾前に最低限確認しておきたいことは3点。①会社の経営状況②会社の評判③労働条件通知書が希望条件にマッチングしているか?疑問点は転職エージェントにどんどん質問しよう。 #転職 #内定 #内定が出たら
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) January 14, 2022
①②は求人応募前に確認すべきだが、内定承諾前に最低限確認しておきたいことは3点。①会社の経営状況②会社の評判③労働条件通知書が希望条件にマッチングしているか?疑問点は転職エージェントにどんどん質問しよう。 #転職 #内定 #内定が出たら
ちなみに筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
5分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- 内定が出たら確認すべきことは3つ【意外と少ないが重要】
- 内定が出たら会社の経営状況を確認すべき
- 内定が出たら会社の評判を確認すべき
- 内定が出たら「労働条件通知書」を確認すべき
では一つずつ解説します。
内定が出たら確認すべきことは3つ【意外と少ないが重要】
結論「内定が出たら会社の経営状況、評判、労働条件を確認しよう」
内定が出るとうれしくて承諾をすぐにしがちですが、確認することはあります。
やるべきことはそんなに多くありません。
一週間程度で結論が出ることです。
企業側が急ぐ場合は3日間もあれば答えが出ます。
チェックすべきことは決まっています。
たったの3つしかありませんので、確認しましょう。
- 会社の経営状況
- 会社の評判
- 労働条件の確認
確認する順番は上から順番が良いです。
会社がだめでは労働条件を確認しても意味がないからです。
本来は求人応募前に会社の研究はできます。
なので、とんでもないブラック企業には応募していないとは思いますが念の為再確認しましょう。
まず土台となるのは「会社の経営状況」です。
赤字だらけの会社に転職するのは危険ですよね。
毎年きちんと利益を出して株主からも文句を言われていないか確認してみましょう。
株主総会の議事録は会社のホームページに掲載されていることが多いです。
零細企業の場合は難しいかもしれません。
売上自体が非公開の場合が多いからです。
ですが大抵の企業では株主総会の記録は公開されています。
次に確認すべきは会社の評判です。
会社の利益を従業員に還元していない場合は評判が悪いことが多いです。
会社が儲かっていても従業員にとっては、良くない会社である可能性だってあります。
最後に確認すべきは労働条件です。
正社員で応募したはずなのに契約社員になっていたなんてことはないように書面で確認しましょう。
中には電話でいうだけの企業もありますが、受け付けないでください。
間違いないのは転職エージェント経由で「労働条件通知書」を受け取ることです。
内定承諾前に確認すべきことがあります。会社に関することが2つと労働条件に関することです。どちらも重要ですがまずは会社の経営状況から確認するのが効率的です。
内定が出たら会社の経営状況を確認すべき
結論「会社の経営状況が良くないと給料にも影響する」
会社の経営状況はとても重要です。
従業員に支払われる給料も「営業利益」次第だと言ってよいです。
会社の景気が悪いと固定費削減し出します。
固定費の多くは従業員の給料です。
ニュースで〇〇社が早期退職を募集とかやっていますよね。
これって明らかに会社経営に失敗しているのです。
会社は売上が出てなんぼです。
つまり株価も安定していなくてはだめです。
投資家の愛読書で有名ですが「会社四季報」を読むと良いです。
今では転職や就職に必須の本ともなっています。
また業界の将来性についても研究すべきです。
これらについては求人応募前に確認するのが良いですが、時間がない場合も多いですからね。
内定承諾前に確認できれば手遅れになりません。
しっかりとチェックしましょう。
まずは会社の経営状況を確認すべきです。利益が出ていない企業ではブラック化しやすいです。賃金アップも当てになりません。すべては会社が儲かっていることが前提です。
内定が出たら会社の評判を確認すべき
結論「会社の経営状況が大丈夫なら社員を大事にするところかも確認しよう」
内定が出たら会社の評判についても確認すべきです。
口コミサイトを使うのが手っ取り早く、便利です。
最も有名なのは「転職会議」ですね。
数多くの企業、口コミが掲載されています。
すでに退職した方の口コミの場合は良くないものも書かれています。
どちらかと言えば新しい口コミを参考にしましょう。
コンプライアンスの改善に企業は日々取り組んでいるからです。
国の指導もあり、パワハラやセクハラには企業は神経質になっています。
後は年収面での社員の不満でしょう。
おおよその年収についても掲載されていますから、求人票よりはずっと現実的だと思います。
賃金テーブルは会社ごとに決まっているものです。
いくら実績を上げたとしても平均年収が低い企業に入社しては賃金アップは期待できません。
転職会議には年収の分布、口コミを掲載した方の職種・年齢や年収が掲載されています。
あなたが応募した職種の年収相場もだいたいわかります。
筆者も転職活動時には重宝しました。
転職会議
内定が出たら会社の評判をチェックしてみましょう。あまりにも評判が悪い場合は慎重に考えたほうが良いです。転職会議などの口コミサイトを使うと便利です。
内定が出たら「労働条件通知書」を確認すべき
内定が出たら「労働条件」を書面でもらうようにしましょう。
「内定通知書」を送付する企業もありますが、これでは労働条件が不明確です。
厚生労働省のホームページにもある通り、採用時には労働条件を明示しなければなりません。
労働条件通知書が明示されなければ、その企業は労働基準法違反ですので入社する価値はないです。
労働条件通知書で特に確認すべきことは以下の5点です。
雇用形態の確認
契約期間の確認で最重要と言えます。
「期間の定めなし」とあれば「正社員」のことを意味します。
「期間の定めあり」であれば「契約社員」ですので、希望通りのものかをよく確認してください。
就業場所、及び、業務内容
就業場所はどこで働くのかが明確になるものです。
派遣や請負などを除けば、就業場所はきちんと書かれているはずです。
これも希望通りか確認します。
「従事すべき業務の内容」については求人票に書かれてあったものと齟齬がないか再度確認してください。
あいまいな書き方の場合は転職エージェントにどんどん質問すべきです。
勤怠に関する事項の確認
勤怠に関する事項は始業・終業の時刻などを確認しましょう。
休憩時間は何分か、残業時間の有無についてもチェックしましょう。
また休日については多くの企業は土日祝休みです。
もしそうでない場合は土曜出勤もある可能性があるので、よく確認しましょう。
休暇については有給が何日もらえるかは大事ですので、しっかり確認ですね。
賃金に関する事項の確認
いよいよ賃金の確認です。
月給制か時給制か出来高制かなどを確認します。
残業手当についてもしっかりチェックしましょう。
賃金ではないですが、社会保険の加入状況についても確認すべきです。
厚生年金や健康保険に入るのは当たり前ですが、中小企業の場合は抜けていたりしますので要注意です。
退職に関する事項の確認
まだまだ先のことと思わずに確認はしましょう。
定年制であれば何歳なのか?
継続雇用制度はあるのか?
退職する場合は何日前には届け出る必要があるのか?など重要な事項です。
言うまでもなく労働条件の確認はとても重要です。希望条件にマッチングしていない企業に入社すると企業にとっても不幸です。やはりWin-Winの関係が一番です。