転職理由が転職活動の中心となります。できれば簡単にできる方法があればいいですね。実は決まった手順があるのです。
【4つの手順だけ】転職理由の明確化までをマニュアル化してみた
転職活動の軸ともいうべきなのが「転職理由」です。
転職理由が明確にならないと、どんな業種・職種を目指すべきか決まらないからです。
面接対策に必要だからというわけではなく、間違った転職先を選ばないために重要なことなんです。
「転職理由」が明確でない場合は転職活動を始めるべきではありません。
転職活動のスタートであり、最も重要なプロセスこそが「転職理由」を明確にすることなんです。
意外とシンプルな手順で転職理由は明確にできますので、ぜひ覚えておいてください。
以下の4つの手順だけです。
- 退職理由のリストアップ
- 退職理由の精査
- 退職理由をポジティブな未来に置き換える
- 転職理由の深掘り
それでは1つずつ説明したいと思いますのでご一読くだされば幸いです。
退職理由のリストアップから転職理由作成は始める
第一段階は退職理由を洗い出すことです。
あまり考え込まずに数を出しましょう。
例えば、
- 上司とうまくいかない
- 年収が安すぎる
- 残業時間が多く、プライベートの時間がとれない
- 社風が嫌い
- 経営方針に共感できない
などです。
この段階では数をリストアップすることに注力します。
ネガティブな理由が多くなるかもしれません。
退職理由でポジティブなものはそんなにないのが普通です。
気にせずに思いつく限り、退職理由を挙げてください。
退職理由の精査が転職理由作成の次の手順
先程、出した退職理由のリストを精査するのが、次の段階です。
精査の仕方は転職につながるかどうかの一点です。
つまり会社を辞めることでしか解決できないことだけを残します。
先程の例では、上司とうまくいかないというのは、人事に掛け合って、異動してもらう方法がありますよね。
会社にいても解決する可能性があることは、ここで除くのです。
転職につながる退職理由には意味がありません。
精査をしていて、新たな退職理由が思い浮かぶこともあるでしょう。
その時は、追加しても構いませんが「転職しないと解決できないことか?」は自問自答してからにしてください。
退職理由を精査する段階で思いつきでの退職理由を追加すると生産的ではありません。
考えながらの作業が必要です。
難しいのは「年収が安い」などの待遇の改善についての退職理由です。
これは企業によって賃金テーブルが違うので、その会社にいる限りは大幅な昇給は望めないでしょう。
全く同じ仕事であっても、高い年収を払う会社はあります。
つまりこれは立派な退職理由と言えます。
このようにして退職理由を精査していきます。
人間関係についての退職理由はどこに転職しても解消できる問題ではないので、一般的にはこの段階で削除した方が良いでしょう。
退職理由をポジティブに置き換えるのが転職理由作成手順のポイント
この段階が最もセンスが必要な部分です。
退職理由が解決して「転職したらあなたはどうなるか?」を書き出すのです。
当然ポジティブなことばかりが出てきます。
これで転職理由の概要は出来ています。
転職希望者はここまでやる人は少ないと思います。
ライバルに差をつけるためにも、ここは踏ん張りましょう。
例えば、年収が安いをポジティブに置き換えてみます。
賃金テーブルが高い企業を調査します。
外資系でも良いでしょう。
そこで働きたい理由を考えれば、おのずと年収アップにつながります。
コツは直接年収アップしたいというのでなく、年収が高い企業で働きたいということです。
あなたが得意とする職務があれば、前職ではやり切って、新たなことをやりたいのでとか、あくまでも仕事に絡めて転職理由は作成しましょう。
最後に転職理由を深掘り
最後に転職理由を深掘りすることで、面接官の誰もが納得するものに仕上げます。
深掘りの仕方は【なぜなぜ分析】を使うと良いです。
最初の転職理由が薄っぺらくても、それに対して、「それは何故ですか?」を自問自答するのです。
内容がだんだんと濃くなるはずです。
これ以上は分析できないというところまで、徹底的にやりましょう。
そうすると、素晴らしい転職理由が出来ますよ。
ちょっとやそっとじゃ揺らがないものが出来るはずです。
以上が転職理由の作成マニュアルであり、作成手順です。
一度、試してみてくださいね。