再応募に関する悩みは転職活動中の方々にとってはとても深刻で重要な問題です。ここでは再応募をしても大丈夫な求人とそうでないものを見分けるための道しるべとして読んで頂ければ嬉しいです。
再応募出来る求人、無理な求人とは?
様々な事情で選考を辞退され、その後再応募を考えることはままあると思います。
ここでは可能性のある再応募と無理筋な再応募を書きます。
世の中には良い求人がたくさんあります。
もしも無理筋な再応募に当てはまるのであれば、別求人に応募することをおすすめします。
可能性がないのに突き進むのは時間の無駄です。
再応募といっても大きく分けると以下の3種類があります。
- 書類選考で見送りになった
- 面接辞退した
- 内定辞退した
このうち再応募出来る、可能性のある求人は「面接辞退」だけです。
残りの2つは結構厳しいです。
各々について、なぜ再応募出来るのか?なぜ無理なのか?を説明していきます。
なぜ再応募したいの?
転職活動で最も重要なことは何でしょうか?
そうですね。
それは「転職の目的」すなわち【転職理由】が明確になっていることですね。
転職理由が明確になっていないと転職の動機も不明確になるからです。
長く転職活動を続けていると「転職の方向性」を見失ってしまうことがあります。
応募する求人に一貫性がなくなってきたと感じた場合は要注意です。
転職のための転職活動では本末転倒です。
あなたは今の会社では実現出来ない「何か」を見つけたので転職活動を行っているはずです。
それと同様に求人への再応募についても動機づけが必要です。
何となくあの求人に再度挑戦したいという理由だけでは少し弱いと思います。
何故このようなことを言うのかとあなたは思われるかもしれません。
実は再応募には高い障壁があり、普通の求人とは全く違うからなのです。
書類選考で見送りになった求人
良くご質問があるのは「再応募してもバレませんか?」という内容のものです。
個人情報保護の観点から履歴書・職務経歴書は破棄されていると思います。
しかし採用担当者の誰かが覚えているということは十分にありえます。
企業によっては再応募を一定期間受け付けないために、選考を辞退した方については何らかの記録を残している可能性もあります。
書類選考で見送りになったのであれば、バレる確率は低いでしょう。
ですが面接に至っていないということはあなたの職務経歴が求められているスキルとかけ離れているということです。
再応募しても同じ理由で見送りになる可能性があります。
書類選考で見送りになった求人については再応募は無理だと思います。
それでも挑戦したいのであれば、あなただけでは無理です。
徹底的に応募書類を見直す必要があるからです。
転職エージェントのアドバイスをもらいながら、一度完成度の高いものを作りましょう。
面接辞退した求人
面接辞退した求人についてはスキル面はクリアしているので、再応募の可能性はあります。
ただし企業側で「辞退した応募者リスト」にあなたの名前が入っている可能性は高いでしょう。
ここで重要なのが「なぜ再応募するのか?」ということです。
あなた自身に再度問いかけてみてください。
転職を決意した時に「なぜ転職なのか?」を深掘りしたと思います。
それと同様に「なぜこの求人へ再応募するのか?」を明確にしましょう。
面接で質問されることはもちろんですが、もう一度応募する価値がある求人かをよく考えることも重要です。
転職活動の始めの頃に応募した求人であれば、今のあなたにとっては再応募するほどでもない可能性だってあるからです。
内定辞退した求人
何らかの事情により内定辞退した求人についてはどうでしょうか?
内定が出た時点であなたと会社とで雇用契約が成立しています。
このことは割と知られていませんが、内定というのはかなり会社にとって重要な決断なのです。
それを辞退した事実は会社に記録が残っていないわけはありません。
面接辞退の時以上に面接対策は必要です。
それ以前にあなたの履歴書・職務経歴書を採用担当者が読んだ時点で「どんな人だったか」覚えている可能性は高いです。
応募先に断りもなく応募書類を送ってしまうと書類選考さえ通過しないでしょう。
勇気は必要ですが「必ず再応募する旨の連絡」をして下さい。
電話面接のつもりできちんと対応しましょう。
「〇〇の理由で前回内定辞退させて頂きました〇〇です。今回は〇〇により御社に再応募させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
上記のような簡単な言葉ではもちろん相手には伝わりません。
今までの経緯を嘘偽りなく話すことが重要です。
再応募することが目的ではないからです。
誠実に話をしても理解してもらえるかはとても難しいでしょう。
転職エージェントを使う
このようなときこそ転職のプロに相談すべきです。
再応募前にどのように対応すれば間違いがないかアドバイスをくれるでしょう。
その転職エージェントで扱っている企業であれば、なおさらエージェントの方が交渉してくれる可能性だってあります。
転職エージェントでは可能性がなければそのように言ってくれます。
諦めがつかない場合でも前回見送りになった理由をエージェントから聞くことで納得できるのではないでしょうか?
その転職エージェントの取引先でないとしたら、新たに新規開拓先を教えていることでエージェントは感謝こそしますが、よっぽどコンサルタントの能力が低くない限りは転職エージェントの求人として受注出来るように営業してくれるはずです。
転職エージェントの保有求人になった時点であなたは様々なアドバイスをもらえるでしょう。
転職エージェントというのは使いこなすものです。
多くの求人を紹介するエージェントについてはうまく対応する必要があるのです。
間違ってもエージェントの言いなりにはならないことです。
それだけ注意すればとても利用価値のある転職方法が転職エージェントなのです。
リクルートエージェント